nofollowとリンクの関係

SEO対策で被リンクを増やすために、被リンクを得る方法が色々と考えられているけれども、
実行した方法の全てのリンクが得られる訳ではありません。

実は、被リンクを得られるかどうかチェックしなければならない重要な箇所があります。

それはnofollowの記述が有るか無いかで、見た目には分からないため、HTMLソースを
表示させてチェックします。

これで、確実に被リンクを得られるものを選べ、効率良くSEO対策を行えるのです。

当ページでは、nofollowとは・nofollowが記述されているリンクを見分ける方法・
nofollowはどんな時に使用するのか・nofollowはSEO対策になるのか・
被リンクを獲得するためにはnofollowの確認が重要・発リンクを気にする必要はない・
nofollowを使う時の注意点を紹介しています。

nofollowとは

検索エンジンのクローラーが巡回してきた時に、該当ページ中にある全てのリンクを追跡しない、
ページ上の個々のリンクを追跡しないように指示するHTMLタグの記述です。

該当ページ中にある全てのリンクを追跡しないように指定するHTMLタグの記述は以下のように
なります。
<meta name=”robots” content=”nofollow” />

ページ上の個々のリンクを追跡しないように指定するHTMLタグの記述は
YAHOO!JAPANを例にすると以下のようになります。
<a href=”http://www.yahoo.co.jp/” rel=”nofollow”>YAHOO!JAPAN</a>
あるいは、<a rel=”nofollow” href=”http://www.yahoo.co.jp/”>YAHOO!JAPAN</a>

コメントスパムへの対策などを目的として、2005年にGoogleにより提案され、
スパムサイトへの発リンクを無効化できるようになりました。

以前は、発リンクを控えた方が良いとされ、リンクにnofollowの記述をして調整したけれども、
現在は、通常のサイト運営においてnofollowの記述する必要は、ほとんどありません。

* コメントスパムとは
本文の内容とは関係のないコメントとリンクを書き込み、本文の内容とは関係のないサイトへの誘導や
宣伝を行う行為。

* スパムサイトとは
スパム行為を行うためのサイトの総称。
検索エンジンでの上位表示を目的に不正行為を行い、利用者にスパム行為を行うなど、
利用者が満足するような情報を提供していないサイト。

nofollowが記述されているリンクを見分ける方法

nofollowが記述されているかどうかを確認するには、HTMLソースを表示させて
チェックします。

しかし、HTMLソースの中からnofollowを探すのは、時間や手間がかかり面倒なので、
ブラウザのアドオンツールを利用すると簡単に確認できます。

Firefoxのアドオンツールの[SEO for Firefox]というツールを
インストールして、Firefoxのブラウザで表示すると、nofollowの記述がされている
リンクは、全て蛍光ペンでマーカーしたように背景に色が付きます。

Google Chromeの拡張機能[SEO Site Tools]というツールを
インストールして、Google Chromeのブラウザで表示すると、nofollowの記述が
されているリンクは全て蛍光ペンでマーカーしたように背景に色が付きます。

FirefoxあるいはGoogle Chromeを利用されている方は、アドオンツールを
インストールすると、その他にも、Googleのページランク・ブックマーク数・被リンク数などの
SEOに必要な情報を表示できます。

nofollowが記述されているかどうかを確認するだけだと、とても簡単にチェックできる方法が
紹介されいます。

紹介記事→  Google Chromeでnofollowリンクを一発で見破る

Google Chromeだけではなく、Firefox・Opreraでも機能します。

記事の中で紹介されている[nofollow?]のボタンをブックマークバーにドラッグ&ドロップ、
お気に入りとして追加するだけで、面倒なインストールや設定はなく、そのまますぐに利用できます。

nofollowの記述がされているかチェックをしたいウェブページを開き、ブックマークの
[Nofollow?]をクリックするとnofollowの記述がされているリンクは全て蛍光ペンで
マーカーしたように背景に色が付くので、簡単に見分けられます。

HTMLソースを表示させてnofollowの記述がされているかどうかの確認方法は、ページ上で
右クリックして、[ソースを見る]・[ソースの表示]・[ページのソースを表示]などを選択すると、
別ウィンドウでHTMLソースが表示されます。

[Ctrl]と[F]のキーを2つ同時に押すと、検索窓が開くので、検索窓に[nofollow]と入力して
検索をすると、[nofollow]の記述がされているリンクに移動して、蛍光ペンでマーカーしたように
背景に色が付くので、簡単に見分けられます。

nofollowはどんな時に使用するのか

Googleでは、信頼できないコンテンツや有料リンクに使用するよう、すすめています。

信頼できないコンテンツとは、サイトのコメント欄・レビュー欄・掲示板などで、誰でも自由に投稿が
できるため、スパムサイトから誘導や宣伝目的のためのURLの書き込みができてしまいます。

しかも、スパムサイトからの書き込みがあると、運営サイトからスパムサイトへリンクが
貼られてしまうので、運営サイトの評価が下がってしまいます。

それを防ぐために、現在、多くのソーシャルメディアでは、誰でも自由に投稿できるコメント欄・
レビュー欄・掲示板などには、nofollowが自動で挿入される仕組みに変更されています。

そのため、通常のサイト運営においてnofollowの記述する必要は、ほとんどありません。

しかし有料リンクを購入している方は、nofollowの記述をする必要があります。

有料リンクとは、有料で売買されるリンクです。

Googleは全ての有料リンクを禁止している訳ではなく、検索エンジンで上位表示を目的とした
有料リンクを禁止しているだけで、リンクの売買でも宣伝を目的としている場合、通常の経済活動と
なるので、広告として購入したリンクは、そのことを明示するためにnofollowの記述をします。

その他には、スパムサイト・スパムサイトかもしれないサイトを紹介する時などです。

nofollowを記述する時は、信頼できないコンテンツを紹介する時だけになります。

* ソーシャルメディアとは
利用者の参加によりコミュニケーションが広がる、インターネット上の双方向なサービスの総称。
電子掲示板(BBS)・ブログ・ミニブログ・twitter・ソーシャルブックマーク
(Yahoo!ブックマークやはてなブックマークなど)・SNS(Facebookやmixiなど)・
投稿動画(YoutubeやUstream)など。

nofollowはSEO対策になるのか

以前は、発リンクを控えた方が良いとされ、リンクにnofollowの記述をして調整していたが、
現在は、全ての外部リンクにnofollowを記述しても良くも悪くもならないし、全ての
内部リンクにnofollowを記述してもほとんど意味がありません。

なぜなら、外部リンクの多くにnofollowを記述すれば信頼できないコンテンツばかり
紹介しているサイトとなり、内部リンクの多くにnofollowを記述すれば運営サイトなのに
信頼できない記事ばかり書いているサイトとなり、Googleに優良な情報を提供していない不自然な
サイトと受け取られます。

本来、信頼できないコンテンツへはリンクを貼るべきではありません。

現在では、サイトの利用者に必要な情報を提供しているページへのリンクは、nofollowの記述を
しない方が、検索結果に表示される掲載順位が上がると言われています。

以前は、リンクにnofollowの記述をして発リンクを控えていたが、現在ではSEO対策に効果が
無いだけではなく、検索順位を下げる原因にもなりかねません。

nofollowを記述する時は、信頼できないコンテンツを紹介する時だけにしてください。

被リンクを獲得するためにはnofollowの確認が重要

色々試せば中には被リンクを得られるだろうと、闇雲にソーシャルメディアを利用していませんか。

現在、多くのソーシャルメディアにはnofollowが自動で挿入される仕組みになっています。

被リンク対策としてソーシャルメディアを利用するならば、利用する前にnofollowの記述が
有るか無いかを確認する必要があります。

被リンクを得るためにはnofollowの記述がされていないソーシャルメディアを
利用しなければなりません。

コメント欄やソーシャルブックマークだけではなく、念のため、相互リンクをする際やランキングに
登録する際にもnofollowの記述は確認してください。

しかし最近では、nofollowの記述がされていても被リンクの効果が少しは
有るのではないかという記事を見かけます。

nofollowの記述が無いソーシャルメディアだけ利用しているのは不自然なので、
ページランクが高いソーシャルメディアはnofollowの記述に関係なく利用しましょう。

そうすれば、少しは被リンク効果があるかもしれないし、ソーシャルメディアの利用者の目に止まり
アクセス数につながるかもしれません。

発リンクを気にする必要はない

発リンクを減らすために、nofollowの記述をしていませんか。

以前は、Googleのウェブマスター向けガイドラインに、ページ内のリンク数を100未満に
抑えた方が良いと記載されたため、100未満になるように、nofollowの記述をして
調整していました。

しかしこれは、コメント欄に被リンク目的のコメントスパムが1ページに何十何百と書き込みがあると、
運営サイトからスパムサイトへ何十何百とリンクが貼られてしまい、運営サイトの評価が下がりるため、
その目安として、ページ内のリンク数を100未満に抑えた方が良いと記載し、nofollowの
記述をしてスパムサイトへの発リンクを無効化するように提案しました。

そして、現在、多くのソーシャルメディアでは、誰でも自由に投稿できるコメント欄・レビュー欄・
掲示板などは、nofollowが自動で挿入される仕組みに変更されているので、nofollowの
記述をする必要は、ほとんどありません。

Googleは徐々にサイトのコンテンツの優劣を評価するようになってきているので、サイトの
利用者に必要な情報を提供しているページへの発リンクは積極的に行いましょう。

現在では、サイトの利用者に必要な情報を提供しているページへのリンクは、nofollowの記述を
しない方が、検索結果に表示される掲載順位が上がると言われています。

以前は、リンクにnofollowの記述をして発リンクを控えていたが、現在ではSEO対策に効果が
無いだけではなく、検索順位を下げる原因にもなりかねません。

ただし、リンク切れしているとGoogleからの評価も下がり、利用者に不快な思いを
させてしまうので、定期的にチェックしてください。

現在は、ウェブマスター向けガイドラインから、100未満という数字が削除されているので、
この件は、過去の対策で今の対策ではない情報なので、目安にする程度で気にする必要はありません。

* Googleのウェブマスター向けガイドラインとは
ガイドラインに沿ってサイトを作成すると、Googleのインデックスに登録されやすくなる。
Googleのインデックスから完全に削除されたり、検索結果に表示される検索順位が
下がったりする不正行為について説明している。

nofollowを使う時の注意点

相互リンクにnofollowの記述をしてはいけません。これはマナー違反になります。

ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)の広告リンクにもnofollowの記述をしては
いけません。

ASPでは、アフィリエイトリンクの広告コードの変更そのものが禁止されています。

以前は、コメント欄に被リンク目的のコメントスパムが1ページに何十何百と書き込みがあると、
運営サイトからスパムサイトへ何十何百とリンクが貼られてしまい、運営サイトの評価が下がりるため、
nofollowの記述をして、スパムサイトへの発リンクを無効化するように提案しました。

そして、現在、多くのソーシャルメディアでは、誰でも自由に投稿できるコメント欄・レビュー欄・
掲示板などは、nofollowが自動で挿入される仕組みに変更されているので、nofollowの
記述をする必要は、ほとんどありません。

現在、nofollowの記述をした方が良いのは、信頼できないコンテンツを紹介する場合、
有料リンクを購入している場合、スパムサイト・スパムサイトかもしれないサイトを
紹介する時などです。

現在では、サイトの利用者に必要な情報を提供しているページへのリンクは、nofollowの記述を
しない方が、検索結果に表示される掲載順位が上がると言われています。

nofollowの記述は、現在ではSEO対策に効果が無いだけではなく、検索順位を下げる
原因にもなりかねません。

外部リンクの多くにnofollowを記述すれば信頼できないコンテンツばかり紹介している
サイトとなり、内部リンクの多くにnofollowを記述すれば運営サイトなのに信頼できない
記事ばかり書いているサイトとなり、Googleに優良な情報を提供していない不自然な
サイトと受け取られます。

Googleはこういう不自然な行為に対しても評価を下げます。

無意味なSEO対策に時間をかけていたら、記事の更新がおろそかになってしまい本末転倒です。

現在、SEO対策で最も効果があるものは、サイトのコンテンツを充実させる事です。

お小遣い稼ぎをするためには何をするべきか、見失わないようにしましょう。